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年金の受給手続き・必要書類、受給開始の年齢について

定年退職後の老後の生活資金となる「国民年金」や「厚生年金」はどのような流れで支給されるか皆様はすでにご存知でしょうか?

平成30年現在において原則として65歳から支給が開始される年金は、残念ながら受給条件を満たしていた場合であっても自動的に支給される訳では無く、ある一定の手続きを行う必要があります。

これを知らないと本来支給されるはずの年金が支給されなかったり、最悪の場合年金を受け取ることが出来なくなってしまう可能性もあります。

そこで今回はこの年金がどのような手続きによって支給されるのか、支給されるまでにどの位の日数がかかるのか、手続きを行う際にどのような書類が必要なのかについてご説明していきたいと思います。

 

年金を受給するための手続きについて

先述した通り、年金は原則として65歳から支給が開始され、年金の支給を受けるためには一定の手続きが必要になります。

この請求手続きは各市区町村に設置されている「年金事務所」に対して行うもので、手続きを行わない限りいくら年金の支給対象であろうとも自動的に支給が開始されることはありません。

日本年金機構では請求手続きに必要な請求書の事前送付を実施しており、年金の支給が開始されるおおよそ3か月前に「年金請求書」と「年金請求の手続きのご案内」がご自宅まで送付されます。

この年金請求書には受給対象者の「基礎年金番号」「氏名」「生年月日」「性別」「住所」「年金加入番号」が印字されており、年金を請求できることを知らなかったと言われないような対策が施されています。

逆に言えば日本年金機構からこれらの案内が届いた方は金額の大小にかかわらず年金を受け取る資格がある方だということになるのです。

ちなみに年金を受給するためには、年金の納付と年金の納付免除期間を併せて25年=300か月以上が条件となっていますので、誰でも65歳を過ぎれば年金が支給される訳でないということを補足しておきます。



 

年金受給の手続きに必要な書類について

年金の請求手続きを行う際に必要な書類は請求する方によって異なる場合もありますが、基本的に共通して必要になる書類は以下の通りとなっています。
  • 年金手帳
  • 戸籍謄本
  • 住民票
  • 本人確認書類(免許証やパスポートなど)
また郵送で請求手続きを行うのではなく、年金事務所で直接手続きを行う場合は上記のものに加え本人名義の預金通帳と印鑑も必要となります。

 

年金が受給されるまでの日数について

日本年金機構では年金の請求手続きから支給開始までおおよそ2か月半(80日)前後が必要だと説明しています。

また年金の記録を調べる場合には3か月半(110日)前後必要になるとも説明しています。

請求から支給開始までに必要となる日数の内訳は以下の通りです。

1.年金の請求手続きから受給資格の確認に必要な日数:30日前後

2.年金証書と年金決定通知書の送付から年金の支給開始にかかる日数:50日前後

年金の請求手続きを行うと、すぐに年金が支給されると勘違いなさっている方も多いようですが、実際には請求手続きしてから受給開始までには数か月程度必要になるという事を覚えておきましょう。

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年金の支給日について

年金が支給される=ご指定の銀行口座に振り込まれる日は毎年偶数月の15日と定められています。

より具体的にご説明すると、1年の内、2月・4月・6月・8月・10月・12月の6回に分けてそれぞれ2か月分が15日に振り込まれるということになります。

仮に支給日の15日が土日や祝日などと被り、金融機関の休日に当たっている場合は前日もしくは前々日に年金が支給されることになります。

例えば15日が土曜日だった場合は前日14日の金曜日に、15日が日曜日だった場合は前々日の13日金曜日が年金の支給日となります。

 

年金の受給額ついて

ご存知の通り年金は今のところ受給資格者が死亡するまで受け取ることが出来ることになっていますが、毎年受け取ることが出来る年金の額は日本の経済状況や物価などに合わせて変動する仕組みになっています。

そのため日本年金機構では毎年6月に年金の支払い金額などを記載した「年金振込通知書」と呼ばれる書類を受給者のご自宅に送付し、その年に支給される年金の額を通知することになっています。

この「年金通知書」は毎年6月以外にも初めて年金が支払われる際、年金額や振込先が変更になる場合にも送付・通知されます。



 

年金を受給するための手続きまとめ

最後にここまでご説明してきた年金の請求を行うための手続きや必要書類、条件などについてまとめました。

このまとめを参考に、年金の手続きのお知らせが届いた時には速やかに手続きを行うようにしましょう。

1.日本年金機構から「年金請求書」が支給開始3か月前に送付される

2.年金を受給するために必要な手続きを行う


  • 年金は請求しない限り自動的に支給されるものでは無い
  • 手続きには「年金手帳」「戸籍謄本」「住民票」が必要

3.年金証書と年金決定通知書が送付される


  • 請求の手続きを行ってからおおよそ30日前後
  • 初回の年金は通知からさらに50日程度で支給開始

4.年金振込通知書が送付され、指定の口座に年金が振り込まれる


  • 初めて請求を行ってからおおよそ80日前後の期間が必要
  • 年金は1年に6回、偶数月の15日に支給
  • 毎年6月に1年間に支給される年金の額が決定・通知される

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