高齢者を守る会│高齢者が住みやすい環境へ

定年退職後の失業保険の受給について調査!受給条件、金額、手続きをチェック!

定年退職後の失業保険について

定年退職を迎えた後も引き続き、職に就きたいと考えていらっしゃる方は失業保険(雇用保険)を受給することが可能です。

定年退職と言うのは雇用保険の受給資格でいうところの「会社都合退職」になりますので自分の都合で会社を退職した方が対象となる「自己都合退職」よりも失業給付が給付されるまでの期間などが優遇されています。

「会社都合退職」の場合は「特定受給資格者」になりますので、退職後に会社から渡される離職票を持参してご自身のお住いを管轄しているハローワークで所定の手続きを行えば7日間の待期期間の後すぐに失業保険の給付を受けることが出来るようになっています。

ただし、失業保険の給付期間は退職した日から1年間となっていますので、定年退職後に少しゆっくりしていたいと考えて手続きを先延ばしにしてしまうと場合によっては給付期間を過ぎてしまい、せっかくの失業保険が給付されないということにもなりかねませんのでご注意下さい。

失業保険と言うのは受給資格があれば必ず支給されるものではなく、再就職する意思と能力があり、すぐにでも就職したいと考えている方の生活を助けるための制度なので、上記のように退職後すぐに働かない場合だと支給対象にはなりませんが、退職後1年間の猶予があるのでくれぐれも給付期間には気を付けるようにしましょう。



 

定年退職後の失業保険の給付延長期間について

先述した通り、通常は失業保険の給付期間は退職した日から1年間となっているのですが、以下の条件に当てはまる方は給付期間を1年間延長することが出来るようになっています。
  • 60歳以上で定年退職した場合
  • 定年後に同じ会社で延長して勤務していた方が退職した場合
ただしこの条件に当てはまる方でも延長手続きができる期間は退職後2か月間となっていますので、給付期間の延長を考えている方は定年退職後すぐにハローワークで手続きを行うようにしましょう。

 

定年退職後の失業保険の受給条件について

先ほど軽くご説明しましたが、失業保険と言うのは受給条件を満たしている方であれば無条件で受給できるものではありません。

失業保険を受給するためには、退職前の雇用保険の加入期間を含め以下の条件を満たしている方に限り受給することが出来ます。
  1. 定年退職する前に雇用保険に最低6か月間以上加入していること
  2. 再就職したいという積極的な意思があること
  3. 肉体的・精神的にいつでも就職できる能力があること
  4. 積極的に求職活動を行っているものの、中々再就職が出来ない方

スポンサードリンク



 

定年退職後の失業保険の受給手続きの方法

定年退職を迎えたら以前の勤務先から失業保険の給付に必要な書類などを受け取り、以下のものと併せてハローワークに来所して受給の申請を行います。

この時ご注意頂きたいのが、失業保険の受給手続きができるハローワークはどこでも良いという訳では無いという点です。

稀に以前勤めていた会社の最寄りのハローワークに行ってしまう方がいらっしゃるのですが、手続きはご自身の居住地を管轄している各ハローワークで行う必要がありますので、手続きを行う際はハローワークの公式ホームページ等でご住所を管轄しているハローワークを調べて、そちらに来所する点にくれぐれもご注意下さい。

ハローワークの手続きに必要なもの一覧

  • 離職票(退職後に会社から渡されます。)
  • 雇用保険被保険者証
  • 印鑑
  • 運転免許証または住民票
  • 証明写真(縦3cm×横5cmの上半身撮影したもの。)
 

定年退職後の失業保険の受給金額

定年退職後の失業保険の給付額は、定年退職したかどうかにかかわらず、基本的には退職前の半年間の給与の額によって決定されます。

給付額の計算は退職前半年間の給与の合計を180日で割り、その額のおおよそ50~80%が基本手当として支給されることになります。

支給額が50~80%と大きく差がありますが、この額は経済状況など様々な点を鑑みて決定されるため正確な額は受給申請を行ってから受給者が必ず受講する「受給説明会」を受けると手渡される「受給資格者証」に記載されています。

60歳以上65歳未満の方の場合は賃金日額の45~80%が相当額になりますが、その多くが60%前後となるようです。

ただし、失業保険の支給日額には下限と上限がありますので必ずしも上記の相当額になる訳では無い点にはご注意下さい。



 

定年退職後の失業保険給付日数

定年退職後に失業保険が給付される日数は、退職するまでの間に雇用保険に加入していた期間によって決定されます。
  • 雇用保険の加入期間が10年未満の場合/90日
  • 雇用保険の加入期間が10年以上/20年未満/120日
  • 雇用保険の加入期間が20年以上/150日
 

65歳以上で定年退職した場合の失業保険

以前までは65歳以上で定年退職した方は失業保険は「高齢求職者給付金」という一時金が一度支払われるだけでしたが、平成29年の法改正により65歳以上で定年退職した方でも雇用保険の適用対象になりました。

65歳以降に高年齢被保険者として会社を定年退職し、再就職を希望する場合は失業保険の受給条件を満たしていればハローワークで手続きをすることで失業保険と同じように高年齢求職給付金が支給されます。

またこの高年齢求職給付金は年金と併用して受け取ることが出来るようになっています。

加えて「介護休業給付」「教育訓練給付」などに関しても新たに65歳以上の方も対象となっています。

スポンサードリンク